正式表記:淺間神社
忍草:しぼくさ
浅間神社(忍草地区)は大同2年(西暦807年)に創建されました。桧皮葺屋根・三間社流れ造りの本殿は村指定文化財です。本殿には、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・鷹飼(たかがい)・犬飼(いぬかい)坐像の三神像が祀られています。正和4年(西暦1315年)にヒノキの一本造りでつくられた、県内で最古の貴重なご神像といわれています。祭神は木花咲耶姫命、天津日高日子番能邇邇芸尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)、大山津見命(おおやまつみのみこと)の三神です。
イチイの群集(県指定天然記念物)
境内に入ると、社殿や神門をぐるりと囲むように、高さ20メートル以上のイチイの巨木が群集しています。この木は富士山にも自生していて、昔イチイから官位一位の高官のしゃくが作られたため、イチイという名前がつけられたといわれています。秋になると真っ赤な甘酸っぱい実をつけますが、種には毒があるので注意してください。
大ケヤキ(村指定天然記念物)
浅間神社(忍草地区)の境内には、イチイの他に、非常に大きなケヤキも見ることができます。高さは37メートル、根まわりは約10メートル、枝張りは東西23メートル、南北20メートルほど。秋になるとオレンジ色に輝く紅葉であたりを染め上げます。
浅間神社(忍草地区)
住所 : 〒401-0511 山梨県南都留郡忍野村忍草456
TEL : 0555-84-2857