鐘山の滝(かねやまのたき)
鐘山の滝は、鐘の音を響かせるという伝説がある。それは、武田信玄が烽火(のろし)をあげる時を惜しんで、早鐘を打たせた際、勢いあまって懸け金がはずれてしまい、つり鐘は転げ落ちて桂川の大滝へと深く沈みいった。それ以来、滝からは鐘の音が聞こえるという。忍野八海と新名庄川の水が流れ込む二条の美しい滝です。秋には紅葉の葉を浮かべ、情緒深い景色となります。落差は約10メートル程と大きくはありませんが、桂川の上流付近では唯一の滝です。 この滝のことは「甲斐国志(江戸時代に作られた山梨県に関する総合的な地誌)」にも記述されていて、昔は滝ではなく鐘ガ淵と呼ばれていたようです。淵と呼ばれていただけあって、この滝つぼは非常に広く深いものです。滝が流れ落ちる岩は、すべて富士山が噴火したときに流れてきた溶岩です。
鐘山の滝
詳しい場所は観光協会にお問い合わせください。